「eBayの税理士を探してるけど、どこがいいのかな?」
「仕訳入力、消費税還付の手続きもお願いしたいんだけど…。」
eBay で売れてくるとうれしいけど、売り上げの管理って正直めんどくさいんですよね。
申告だけじゃなくて、毎日の仕訳入力も自分でやると勘定科目を調べるのに手間も時間もかかってしまいます。
しかも苦労して会計ソフトに入力しても間違えた処理をしてしまっている可能性が!
あとから指摘を受けて、修正申告を求められる可能性もゼロではありません。「餅は餅屋」の理論通り、専門家にお任せするのが一番ですね。
そこで、本記事ではeBay事業に集中するため、「税務処理の効率化」を手助けしてくれる税理士について解説しながら、依頼する際のポイントについてもご紹介していきます!
- 税理士選びのコツ
- 消費税還付の手続き
- 費用の目安
eBay輸出の会計処理に強い税理士を選ぶコツ
eBay輸出の会計処理は、国内取引で完結するケースとは異なるため、仕訳処理が複雑になります。また、課税事業者の場合は、消費税申告対象にルールがあるので知らないと損します!
そのため、越境ECに精通した税理士を選ぶことが重要です。適切な税理士を選ぶことで、税務リスクを最小限に抑え、税務処理の効率化が可能になります。
- eBay輸出に詳しい税理士の条件
- 越境ECに強い税理士を探す方法
- 税務知識と実績の確認ポイント
この章では、eBay輸出業者が税理士を選ぶ際に注意すべきポイントを解説します。
eBay輸出に詳しい税理士の条件
eBay輸出の税務処理に強い税理士を選ぶ条件は次のいくつかの点を挙げられます。
まず大前提として、越境ECの取引に詳しく、日本だけでなく輸出入の国際的な税制の知識があることです。
具体的には、次の条件が考えられます。
- 越境ECの実績がある
- 消費税還付手続きの経験が豊富
- 税務リスクの軽減に対して積極的な提案ができる
- 国際取引に関する税制や法令に詳しい
私が知るある税理士事務所は、思い切って顧客のほとんどをeBay輸出業者にしたことで、毎年数十件の消費税申告をし、無事に還付金を受け取る実績が積み上がっています。
こんな実績のある税理士と契約ができれば、本業に集中できますよね!
経験がある税理士に出会った場合でも、即決せずに具体的な内容を相談してから対応力や知識を直接確認しましょう。
越境ECに強い税理士を探す方法
越境ECに強い税理士を見つけるのって、意外とムズカシイ、、、印象があります。なぜなら、ECサービス自体が2000年代に急激に成長した歴史の浅いビジネスモデルだからです。
しかし、ここ数年で需要が一気に伸び、それと同じタイミングで、税理士も若い世代を中心に専門とする事務所が増えてきたので、インターネット検索や口コミ、税理士紹介サービスなどを使うことで「実績のある信頼できる税理士」を選べるようになりました。
以下の方法で探すのがおすすめ!
- 専門税理士の検索サイトを利用する
- 越境ECのコミュニティやフォーラムで情報を集める
- 税理士紹介サービスを活用する
- eBay関連のイベントで直接相談する
私と同じコミュニティのeBay輸出セラーは、eBayフォーラムで他の業者が推薦する税理士を直接紹介してもらっていました。
また、税理士紹介サービスを利用すると自分のビジネスに合った税理士を短時間で探すことができます。
税理士紹介サービスは、一度に複数の税理士から見積りを取れる上に、相性や提案内容を比較検討できる点が最大のメリットです。
税務知識と実績の確認ポイント
これまでもお伝えしてきましたが、税理士を選ぶ際には、実績と税務知識をしっかり確認しましょう!と言っても「何を確認すべきか?」わからないですよね。
具体的に確認すべきポイントは、「これまでのeBay輸出業者へのサポート実績や、国際税制に関する知識」で総合的に判断するのがイイと思います。
以下、契約前に確認したいポイントです!
- 越境ECや輸出関連の税務処理の経験
- 消費税還付手続きの成功事例
- 税務リスクに対する具体的な提案内容
- 国際税制や取引に精通しているかどうか
eBay輸出業者向けのセミナーを定期的に開催している税理士は、参加者の約1/3程度、相談予約が入っています。具体的な相談をして適格なアドバイスをしてもらった参加者はその後、契約するケースが多いです。
人の口コミや評判も目安にはなりますが、自分の困っている事例を無料相談するのが一番。
さらに、実績のある税理士については、顧客からの口コミや評判も聞いて総合的に評価しましょう。
eBay輸出に特化した税理士を選ぶ際は、実績と知識のバランスが重要です。
eBayの消費税還付を成功させる3つのステップ
eBay輸出での消費税還付は、「難易度が高い」と思われがちです。
しかし、日々の取引を正確に仕訳記帳し、正しい手続きをすれば支払った消費税が還付金として戻ってきますので、輸出業者にとってうれしい節税効果を得られます。
還付金を受け取るにはには、仕入れや売上など取引が確認できるもの、必要書類の準備、そして専門家への依頼がベストです。
- 還付対象となる取引の確認
- 必要な書類を揃える
- 専門家に手続きを依頼する
ここからは、消費税還付までの具体的な手順を解説します。
還付対象となる取引の確認
消費税還付に関してはネット情報などに惑わされずに、落ち着いて対応しましょう。
まず、eBay輸出では「何が還付の対象になるのか?」
この点をしっかり確認します。
日本国内で商品を仕入れし、外国へ輸出販売する業務は、国内で支払った消費税相当分の還付を受けることができます。
還付対象は次の通りです。
- 国内で仕入れた商品の海外輸出
- 海外取引に伴う輸送コスト
- 国際取引に関連するサービス費用
- 輸出品の仕入れにかかった消費税
例えば、国内で仕入れた商品をeBayでアメリカの顧客に販売した場合、その仕入れにかかった消費税は還付の対象となります。
それだけではなく、輸出販売するのにかかった経費やeBay手数料の一部も還付対象です。
この還付を受けることで、コスト削減が期待できるので、結果的に利益率があがることが多いです。
まずは自分の取引がどこまで還付対象に該当するのか、しっかり確認しましょう。
必要な書類を揃える
消費税還付金をスムーズに受けるためには、事前準備が超重要です!
必要な書類は「仕入れ」「販売」「発送」のそれぞれのフェーズごとにあります。
主なものは次の通りです。
- 仕入れの請求書や納品書
- 輸出証明書
- eBayでの販売証明書
- 消費税申告書類
eBayで販売した商品の輸出証明書は、DHLやFedExなどのクーリエ会社からメールで取り寄せることができます。
ちなみに、私が税務署から追加提出を求められたのは税関が発行する「輸出許可書」でした。
これらの書類が不足していると、還付申請が拒否される可能性が高いので事前に取り寄せる準備をしておきましょう。
税関が発行する「輸出許可書」も、使用したクーリエ会社からメールで取り寄せられるので依頼するのがおすすめです。
契約している税理士に「どんな書類を保管しておけばいいのか?」と事前に相談しておくと、税理士側の準備がスムーズになりますよ。
専門家に手続きを依頼する
消費税還付の手続きは専門的なので、輸出事業者のほとんどは税理士に依頼するのが一般的です。
税理士に依頼する場合は、もちろんお金はかかりますが、その代わりに手続きがリスクなくスムーズに進むので、書類不備や申告漏れなどのトラブルがありません。
具体的に「どんなことが予想されるのか」不安な方もいると思いますので、以下にピックアップしてみました。
- 還付申告に必要な書類の整備
- 還付額の正確な計算
- 税務署とのやり取り
- 申請結果の報告とフォローアップ
税理士に依頼した場合、契約内容によりますが、輸出証明書の提出や税務署とのやり取りを代行してくれるため、業務の負担を大幅に減らすことができます。
「消費税還付額の正確な計算」
は確定申告をする際にわかる最終金額です。
この計算をeBayセラーがやるのは相当大変な作業です。
なぜなら、消費税還付対象を理解した上で日々の取引記録を記帳しないと計算ができないから。
私のように会計ソフトに仕訳入力することすら途中で挫折した経験からは考えられない難関。
消費税申告や還付手続きは、経験豊富な税理士を見つけて丸投げするのがおススメです!
確定申告と消費税申告はセットで税理士にお任せするのが最適解です!
eBayセラー1年目に無謀にも自分で記帳にトライするも挫折した苦い経験については、【eBay】消費税還付に税理士は必要?還付金50万円までの全過程の記事で語っています!
【eBayに強い税理士】費用の目安
税理士におまかせするのがベストなのは分かったけど、費用が気になる方も多いですよね。
【結論】
税理士費用は「消費税還付金でまかなえる金額」
をひとつの目安に考えましょう。
税理士費用は、依頼する業務内容や手続きによって異なります。
また、一般的には年商によって料金が変わりますので、費用の比較は「年商1000万円以下」などの同じ基準で確認してください。
主な料金メニューはザックリと以下の通りです。
- 税務処理代行の基本料金
- 消費税還付手続きの費用
- 顧問契約時の費用感
ここでは、eBay輸出業者が税理士に依頼する際の費用(目安)について詳しく見て行きます
税務処理代行の基本料金
税務処理代行の料金は、業務の規模や内容によって変わるので目安としてご紹介します。
一般的な料金体系としては、月額固定の費用が設定されるケースが多く、小規模事業者であれば月額1万円〜3万円程度が目安となります。
主なサービス内容としては、以下の業務が含まれます。
- 帳簿の整理(記帳代行など)
- 青色申告書類の作成
- 納税額の計算
- 確定申告の代行
例えば、年商500万円〜1000万円規模のeBay輸出業者であれば、毎月2万円程度の費用が一般的です。
月数万円の経費で記帳作業の負担を軽減し、本業のeBay事業に集中できる、と考えると決して高くはないと思います。
まずは、自社の取引規模に応じた料金プランを確認し、複数の税理士に見積もりを依頼してみましょう。
消費税還付手続きの費用
消費税申告の費用は、月数万円の税理士費用とは別に請求されるケースがほとんどです。
消費税還付手続きは専門的な知識が必要だが、費用はそこまで高めに設定されていません。
多くの税理士事務所では、還付金額に応じて報酬が設定されることが多く、還付額の5%〜10%が相場です。
最近だと年1回の消費税申告の費用として料金設定している税理士も増えていますね。
- 還付額の5%〜10%が一般的な報酬
- 初期相談料は1〜2万円(ない場合もある)
- 大規模な還付申請は追加費用が発生
- 還付額が少ない場合は、最低報酬が設定される
還付額が100万円の場合、税理士への報酬は5万円〜10万円程度となります。
この報酬には申請書類の作成、税務署とのやり取り、還付金の受け取りまでのすべての手続きが含まれていますが、税理士や税理士事務所によってさまざまです。
「費用に何が含まれているのか?」
また、消費税申告の頻度によっても報酬額が変わることも!
「年1回だけなのか?」「3ヶ月に1回?」「毎月なのか?」頻度による費用の違いも事前に確認してください。
事前に見積りを取って、詳しい内訳を確認し、納得した上で依頼することをおすすめします。
顧問契約時の費用感
税理士と顧問契約を結ぶ場合、月額固定の顧問料が発生します。
eBay輸出業者向けの顧問契約の費用は、だいたい月額2万円〜5万円が一般的です。契約内容によっては、これに加えて成功報酬型のオプションが設定されることもあります。
- 月額2万円〜5万円が相場
- 成功報酬型オプションも選択可能
- 定期的な税務アドバイスを受けられる
- 年次決算や確定申告もカバー
月額3万円の顧問契約なら、日々の帳簿管理に加えて、決算や申告準備のサポートも含まれる場合が多いです。
ちょっと費用は上乗せされますが、毎日の取引の記帳代行もセットでお願いすると、かなり安心して事業を進めることができます。
部分返金とか、仕入れの値引とか、思っていた以上に記帳に苦しみました…。
費用対効果を考えて、自社の売上にマッチした内容で顧問契約を選びましょう。
【eBay輸出】税務調査リスクを避ける3つのポイント
ここまでは、税理士費用の相場についてお伝えしてきました。
ここからは、「税務調査」についてお話ししていきます。
実は、eBay輸出セラーは税務調査の対象になりやすいと言われています。
理由はシンプルで、多くの個人事業主や小規模事業者が消費税還付金を受け取っているから。
もちろん正当な権利ですし、正しく申告をした結果、還付対象とご判断いただいたので何も悪い事はしていません。
ですが、「本当に輸出販売したのか?」と疑われることも多々あります。
早い話が、「目をつけられやすい」ということになりますね。
常に厳しい目で見られているので、「記帳と帳簿管理」をしっかり行わないと、思わぬ税務リスクに直面することがあります。
消費税還付金が多かったeBay輸出セラーは、税務調査の対象になりやすいです!
残念ながら「税務調査」リスクを回避する裏技的な方法はありません。
しかし、正しい確定申告や消費税還付申請を行っていれば、何も心配ありません!
そこで一旦、考え方をチェンジしてみましょう。
「税務調査が来た場合」に備えて、適切な準備をしておくことがリスク回避のポイントです。
具体的には、以下の3つがポイントです!
- 正確な確定申告
- 消費税申告時の注意点
- 税務調査に備えるための準備
この章では、税務調査が来た場合でも怯えずに正々堂々と振る舞うための準備について解説します。
①正確な確定申告
基本的なことですが、正確に確定申告を行うことは超重要です!
eBay輸出セラーは、国内取引と海外取引があるので為替差損益も含めた専門知識が必要になります。
- 申告漏れや過小申告のリスクを回避
- 輸出関連の所得や消費税の適切な計上
- 複雑なプラットフォームの仕組みを理解した申告
- 税理士とタッグを組んで正確な申告
課税事業者は、国内売上の場合は消費税課税対象ですが、輸出取引においては免税が認められるケースがほとんどです。
このような違いを理解し、帳簿管理をした上で確定申告を行う義務があります。
中途半端な会計知識だと税務署からの指摘やペナルティを受ける可能性があるので正しい数字で確定申告を行いましょう。
専門知識を持つ税理士に依頼して確定申告を行うのが安心です。
②消費税申告時の注意点
消費税申告には、おさえるべき重要なポイントがあります。
書類不備や申請内容の誤りがあると、還付が拒否されたり、手続きが大幅に遅延する可能性があります。
- 正確な仕入れ証明書の準備
- 輸出証明書の適切な保管
- 税務署への迅速な対応
- 申請内容の再確認と専門家によるチェック
会計ソフト経由で電子申告する場合、輸出証明書などの書類を提出しないので、あとから税務署から書類提出を求められることがあります。
実際、私にも税務署から封筒が届いたことがありました。
ちょっと焦りましたが、内容は大したことなく、「輸出許可書を提出してほしい」とのこと。
返信用封筒にコピーした輸出許可書を入れて返送し、その後数週間で還付申請が通りました。
このとき驚いたのは、書類の提出期限が1週間しかなかったことです。
事前にクーリエ会社から「輸出許可書」を取り寄せておいてよかったです!
この期限を過ぎると、最悪は還付申請が無効となるケースもあります。
きちんと書類を提出しても記載内容に誤りがあると、修正対応に時間がかかり、還付金の受け取りが遅れることがあります。
書類の不備で還付金の振込が約1ヶ月遅れた経験があります!
税理士に申告依頼をする際は、細かい点まで確認し書類の不備がないように心がけましょう。
③税務調査に備えるための準備
税務調査は、突然行われることが多いため、日常からしっかりと準備しておくことが重要です。
重要というか、連絡が来てから調査が入るまでにそれほど時間がないので、書類を探すとなるとめちゃくちゃ大変です。
特にeBay輸出のような越境EC業者は、取引内容が複雑なため、調査対象となりやすいですし、調査に来る担当者も理解していないことが多いです。
そのため、当事者が理解していないと調査が長引き、セラーにとってあまり良い結果にならないので日頃から次のような書類関連はきっちり整えておきましょう。
- 帳簿管理(仕入台帳、売上管理表など)
- 輸出証明書や領収書の保管(電子データOK)
- 税理士と連携し事前準備
- 税務署からの質問に対する迅速な対応
輸出関連の帳簿や証明書を日常的に整理しておけば、税務調査が入った際にもスムーズに対応できます。
Googleドライブに税理士と共有した電子データを保存しておくと、管理しやすく、探しやすいのでおすすめです。
また、税理士と事前にシミュレーションを行い、どのような質問が想定されるかを把握しておくと安心して当日に挑めます!
税務調査に備えて、日常からしっかりと準備を進めましょう。
週1ペースで帳簿と書類の確認するクセがつくと負荷が少なくなりますよ。
まとめ│eBayセラー成功の鍵は信頼できる税理士
今回は、eBay輸出における税務処理の依頼方法や税理士選びのポイントについて紹介しました!
- 税理士選びの重要ポイント
- 消費税還付のステップ
- 税理士依頼時の費用目安
「eBay輸出に詳しい税理士の条件」や、「消費税還付をスムーズに行うための準備」についてお話してきました。
また、「税理士に依頼する際の費用」についても目安になる相場をザックリですが、お伝えしました。
専門家の力を借りることで、税務リスクを減らし、ビジネスをより効率的に進めることができます。
本記事の内容を参考にして、「あなたのビジネスにピッタリ合う税理士」を見つけてくださいね。
今回の記事を読んで、「eBayに強い税理士を探してみたい」「複数の税理士に見積りを取りたい」と思った方は、お気軽に下記フォームからご連絡ください。
eBayに強い税理士紹介が無料相談を受け付けしております。
本記事が、eBay輸出セラーの方々や越境EC事業者のみなさまのお役に立てればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!